長男は小学校1年生のダウン症です。
学区外の小学校の支援学級に所属しています。
通っている小学校には普通学級の他に、知的支援学級が1クラス、情緒支援学級が2クラス、躯体不自由支援学級が1クラスあります。長男のクラスは1年生から6年生の男女あわせて生徒が7人、先生が2人です。
普段はこのクラスですごし、体育や音楽は交流学級の1年生と共に授業を受けています。
小学校を選ぶ際、養護学校と普通の小学校の選択で悩み、普通の小学校に決めたあとも学区の小学校と学区外の小学校と悩みました。(就学問題についてはまた詳しく書き綴るつもりです。)
入学した小学校の支援学級に決めた理由は2つあります。
1つは見学の際に校長先生と支援学級の先生がきちんと長男を見て話して接してくれたことです。
校長先生は初対面で「どんな子でも必ず成長します。もし本校に入学になりましたらこちらでやれることはやりますし、密に相談連絡しながらやっていきましょう。」と優しい言葉をかけてくださりました。支援学級の先生にトイレがまだ失敗することを相談したら「1年生って誰でも失敗することありますよ~、大丈夫ですよお母さん!入学してなにかあったらその時一緒に考えましょう!!」とわたしの緊張や心配をほぐしてくれました。見学中にうれし涙をこらえました。
2つめは支援学級の教室がオープンで同じ階の子が教室を行き来していたことです。見学をした学校の中には支援学級が配置も雰囲気も学校の隅っこに追いやられているような、疎外感の強いところもありましたが、こちらの学校ならクラスや学年を飛び越えて交流ができそうな気がしました。
養護学校と小学校を数校見学をして、学区外のこちらの小学校に決めました。
決定前にはわたしとおっとと長男と3人で2回目の見学にも行きましたが、やはり対応がとても良く、
長男も学校を気に入った様子で校長先生と手をつなぎ学校探検もしていました。笑
長男は体が小さく筋力が弱く、入学前は階段の昇り降りには手摺や付き添いが必要でした。
こちらの小学校の支援学級の教室が2階にあり階段が大丈夫かなあと心配でした。
入学後は学校から親の教室までの付き添いを許可していただいたので、長男にはまだ重いランドセルをわたしが背負い、手をつないで手摺付の階段を毎日毎日ゆっくり昇り教室へ向かいました。
たまに長男が甘える朝はわたしがランドセルを背負い長男を背負い階段を昇りました・・・。
アラフォーのわたしには朝から力仕事だいぶこたえましたが、教室が近づくと支援学級の子が
ランドセル持つよ!!と長男のランドセルを運んでくれるお友達が何人もいました。
荷物が減って助かるな・・・気にかけてくれてうれしいな・・・
夏休みあけには、週に1.2回やる気がある日は長男が自分でランドセルを背負って昇りました。
そんな日々を送る中で長男の足の力も徐々につき今では手摺を使って自分で昇り降りできるようになりました。
大丈夫かなあと悩んでいた部分が逆に長男の成長につながりました。
もし環境を心配しすぎて、バリアフリーで玄関近くに教室がある学校を選んでいたら長男は今も階段の昇り降りができなかったかもしれません。
障害があっても大丈夫
そんな気持ちにさせてくれる学校に出逢えたのは、長男の引き寄せる力かもしれません。
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